FXメモ

相場の転換には一定の時間がかかる

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昨日(2020/11/23)、やっとポンド円が大きく動き出した。

11/9、10に大きく上に動き140円付近で天井を付け、そこからフィボナッチ・リトレースメントで61.8%くらいのところまで落ちてきて止まったので、しばらくすれば上に戻すだろうと思って見ていた。

しかし19日には堅そうに思えた日足レベルのライン(137.55付近)を一時下抜けし、「上と見ていたけど、下にいくのか?」と思わせておいて、結局それほど下げず、想定された上方向に戻ってきた。

最終的には想定通りの動きになったのだが、私が思っていたよりも大分時間がかかった。

このように相場が転換して逆方向に大きく動き出すには一定の時間がかかる。今回は1週間以上揉んでいた。

(もちろんファンダメンタル要因で一気に動くこともあるが、急騰・急落はレアケースである)

(右の黄緑色のボックスは、揉んでいる期間の目安として左の黄緑色のボックスをコピーしたもの。今回の方が動き出すのはやや早かったが、大体同じくらいの期間揉んでいた)

 

直近のポンド円の場合、Aの上昇の起点となった135.70円付近に強い買いのゾーンがあり、一方、140円付近には強い売りのゾーンが存在する。

このように強い売りのゾーンと買いのゾーンが上下に存在し、その力関係が拮抗していると、ちょうど中間付近に価格が落ち着きそこで揉み合うのはよく見られるケース。

ちょうど中間辺りで売り勢と買い勢の攻防が行われているわけだ。

上に行けば行くほど売りの力が強く、下に行けば行くほど買いの力が強いので、売り買い双方の力が拮抗するのは、その中間付近になりやすい。

だから、中間付近(フィボナッチ・リトレースメントで言えば、38.2%~61.8%の辺り)に価格が貼り付くようになる。

また両者の力関係に差があればすぐに力の強い方向に値は動き出すが、拮抗している場合は簡単にどちらかの方向に動くことはなく、長時間揉むことになる。

揉み合いゾーンから抜け出すには、相場がエネルギーを溜め込む(=ポジションが溜まる)必要があるからだ。

なお、Aの上昇からBの下降(下の画像を参照)に転換するのには時間がかかっていない。これはAの上昇で十分利益を得た投資家の決済(=売り)と、140円辺りからの強い売り(※)が重なったためだと考えられる。

(※140円付近には週足・日足レベルのゾーンがある)